Oldies But Goodies
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TONY ORLANDO & DAWN THE DEFINITIVE COLLECTION



-ARISTA / 07822-19036-2 -
1. CANDIDA
2. KNOCK THREE TIMES
3. CARMEN
4. I PLAY AND SING
5. SUMMER SAND
6. WHAT ARE YOU DOING SUNDAY
7. RUNAWAY/HAPPY TOGETHER (MEDLEY)
8. VAYA CON DIOS
9. YOU'RE A LADY
10. TIE A YELLOW RIBBON ROUND THE OLE OAK TREE
11. SAY, HAS ANYBODY SEEN MY SWEET GYPSY ROSE
12. WHO'S IN THE STRAWBERRY PATCH WITH SALLY
13. IT ONLY HURTS WHEN I TRY TO SMILE
14. STEPPIN' OUT (GONNA BOOGIE TONIGHT
15. LOOK IN MY EYES PRETTY WOMAN
16. SKYBIRD
17. HE DON'TLOVE YOU LIKE I LOVE YOU
18. MORNIN' BEAUTIFUL

 
 ポップス・ファンの欲求を100%満たしてくれる天下無敵のポップ・チューンがギッシリ詰まったドーンのベスト盤をご紹介しましょう。
 
好感度100万点グレイテスト・ポップス満載の本作は、ポップス・ファンなら誰でも最高と思える、明るく親しみやすいサウンドでどこまでも楽しませてくれる。ドーンはデビュー(1970年)から怒涛のディスコ・ブームが訪れる70年代半ばまで常に“黄金時代”と呼べるほどの活躍ぶりでヒット・チャートの上位に連続ヒットを送っていた。彼らのサウンドは一方で“バブルガム”と称され軽視されつづけたにもかかわらず、根強いポップス・ファンから絶大な支持を受け“ハッピー&ラッキー戦法”でヒットチャート争いに見事勝ち抜き70年代のポップ・シーンを大いに盛り上げてくれた。もっと評価されてほしいグループの一つである。
 
 と、いうことで、サウンドは大体ご理解いただけたと思うので、次に、このドーンというグループの実体について少し説明しましょう。リード・シンガーのトニー・オーランドとコーラスの女性2人で構成されたトリオ。デビュー当時は架空のグループだったが、なぜ、わざわざ架空のグループにしたかというと、歌手活動をする気のなかったオーランドが匿名にして欲しいと言ったからだそうである。しかし、デビュー曲が大ヒットしてしまい、やむ得ず?「正式に」上記メンバーで活動することになる。1973年末からはトニー・オーランド&ドーンに改名。オーランドは60年代にソロで「ブレス・ユー」という大ヒットを放ったこともあるベテラン・シンガーでソングライターとしても活動していた。ドーン結成当時は音楽出版社かレコード会社に勤務していたそうだ。
それではお待たせいたしました。いよいよ今回の主役グレイテスト・ヒッツ盤の曲目紹介(私の注目ナンバーのみですが)に突入します。まず1は邦題「恋するキャンディダ」といい、デビュー曲で全米チャート最高3位を記録した名ポップ・チューン。2は邦題「ノックは3回」といい、グループ初の全米bPヒット。ポップでいきいきした作風だ。3は爽やかなメロウ・ポップ・バラードでアルバム収録曲だがこれも親しみやすい。4は邦題「拍手はいっぱい」といい、2の次のシングルで全米チャート25位を記録している。5は邦題「海辺で遊ぼう」といい、71年発表の全米チャート33位まで上昇したシングル。ちょっとしっとりめの曲。。6は邦題「恋は日曜日に」といい、71年発表の中ヒット・シングル。7は邦題「悲しき街角〜ハッピー・トゥゲザー」で両方とも60年代に全米bPを記録した名曲だが、ただつなげるだけでなくうまくミックスしてありセンスのよいメドレーに仕上がっている。8は7に続くシングルで、イントロが「スタンド・バイ・ミー」にソックリな?レス・ポール&メリー・フォードのNo.1ソング。9は72年のシングルで彼らには珍しくバラードである。10は邦題「幸せの黄色いリボン」といい、もはや何の説明もいらない世界的に有名な曲でストーリーは映画化もされた。全米bPを記録した彼らの代表作。11は邦題「嘆きのジプシー・ローズ」といい、10の次のシングルで全米チャート最高3位を記録。12は邦題「いちご畑のサリーちゃん」といい全米チャート最高27位を記録。11の次のシングルで、曲調はソックリだが出来は正直言ってかなり劣る。14は邦題「夜のブギ・ウギ・パーティー」といい、74年に発表された大ヒットシングルで全米チャート最高7位を記録。彼ららしいハッピー・サウンド。15は邦題「恋する瞳」といい、この頃ポップ・ソングライターの最高峰と呼べる活躍をしていたデニス・ランバート&ブライアン・ポッターの作品。16は全米チャート最高49位で大したヒットではないが、心にしみるタイプの(でも充分キャッチー)バラードでお気に入りの曲だ。このCDの素晴らしいところは、レーベルを超えてヒット曲が網羅されているところだ。ヒット曲収集家は大喜びである。17はエレクトラ時代の代表的な大ヒットで全米No.1を記録。この曲はご存知ジェリー・バトラーの歌で61年に全米チャート最高7位を記録した大ヒットのタイトル替えカバー。原曲は「He Will Break Your Heart」という。ラストの18はアップ・テンポだが以前のようなバブルガムっぽさは失せた大人用ポップ。全米チャート最高14位。
 
 ドーンは60年代生れの可憐なるポップ・ミュージックの魅力を最後まで引き継ぎそのポップ精神を守り抜いた真のポップ・グループであった。1977年、彼らの解散と同時にヒット・チャートから“ポップ・マジック”は永久に消えてしまった…。せめて一般的ポップス・ファンの我々だけでも末永く大切にそのサウンドを聴き継がなければならない。