Oldies But Goodies
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THE DAVE CLARK FIVE / GLAD ALL OVER AGAIN



1. GLAD ALL OVER
2. DO YOU LOVE ME
3. BITS AND PIECES
4. CAN'T YOU SEE THAT SHE'S MINE
5. DON'T LET ME DOWN
6. EVERYBODY KNOWS (I STILL LOVE YOU)
7. ANY WAY YOU WANT IT
8. CATCH US IF YOU CAN
9. HAVING A WILD WEEKEND
10. BECAUSE
11. I LIKE IT LIKE THAT
12. OVER AND OVER
13. REELIN' AND ROCKIN'
14. COME HOME
15. YOU GOT WHAT IT TAKES
16. EVERYBODY KNOWS
17. TRY TOO HARD
18. I'LL BE YOURS MY LOVE
19.GOOD OLD ROCK 'N' ROLL
a. GOOD OLD ROCK 'N' ROLL
b. SWEET LITTLE SIXTEEN
c. LONG TALL SALLY
d. CHANTILLY LACE
e. WHOLE LOTTA SHAKIN' GOIN' ON
f. BLUE SUEDE SHOES
g. GOOD OLD ROCK 'N' ROLL
20. HERE COMES SUMMER
21. LIVE IN THE SKY
22. THE RED BALLOON
23. SHA-NA-NA HEY HEY KISS HIM
24. GOODBYE
25. MORE GOOD OLD ROCK 'N' ROLL
a. ROCK 'N' ROLL MUSIC
b. BLUEBERRY HILL
c. GOOD GOLLY MISS MOLLY
d. MY BLUE HEAVEN
e. KEEP A-KNOCKIN'
f. ROCK 'N' ROLL MUSIC
26. PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART
27. EVERYBODY GET TOGETHER
-EMI / TOCP-7796-
 
 今回もブリティッシュ・ロックです。1964年の全米ヒット・チャートで、ビートルズと同格の大活躍をしたデイヴ・クラーク・ファイヴのベスト盤をご紹介します。
 
 今現在、彼らの知名度は如何ほどかわからないが、DC5は間違いなく初期ブリティッシュ・インヴェイジョン、60年代ブリティッシュ・ロックを代表するマージー・ビート・グループである。その名の通りデイヴ・クラーク(Ds, Vo)を中心とするロンドンのトッテナム出身の5人組。1963年にEMIレコードよりデビューしている。
冒頭に書いたが、DC5がアメリカで(=全国的な)人気を決定付けたのはビートルズがド派手に登場した1964年である。快活でイキのいいロックンロール・ヒッツを次々かっとばし、本国イギリスよりアメリカでの人気の方が高かったそうだ。ビートルズのアイドル性とストーンズの不良っぽさをサウンドとルックスの両方で持ち合わせ、星の数ほど現れたこの時期のマージー・ビート・バンド中極めて目立つ存在であった。大ヒット曲も多数あり、特にデイヴ・クラークとマイク・スミス(VO, KEY)を始めとする他メンバーの共作による、ソングライティング・センスの光るオリジナル・ソングは今聴いても全くサビれない絶品揃い。もちろんカヴァーのセンスも抜き出て素晴らしく、現在の評価は不当に低い(低くすぎる!!なぜ??)が、本当にカッコいいグループなのである。
 このCDは“待望の”という形で1993年に再発された国内では唯一のベスト盤であった。誠に残念なことに現在、廃盤となっているらしい。なぜだ? なんか日本ってビートルズ(あるいはストーンズ)以外のマージー・ビート・グループに冷たいよね。それに限らずオールディーズ再発に関しては悲しいくらいおっくれてるよね(60年代はソフト・ロックだけじゃないんだっ!)。こうやって過去の名盤を少しでも広めようと望んでいるのは一般のファンだけの気がする。ま、レコード会社は所詮「金もうけ」になるかが問題だから、こういう一部の限られた人数のファンしかいないと分かりきったオールディーズを売ろうとする、ひたすら良心だけのボランティア精神溢れるレコード会社があるわけないのは承知しているけど。廃盤にするなんてひどい…。金なんていらない! ただアーティストの素晴らしい音楽を広めたい! と望むだけの「ファンの鏡」のようなレコード会社ってないんですかねぇ。あ、話がズレてゴメンなさい。で、このベストは1963年のもっとも初期のヒット曲から1970年に解散するまでの彼らの魅力たっぷりの逞しいロック・ナンバーがすべて収録されているコンプリート盤。カッコいい60年代ブリティッシュ・ロックの世界を完全に後体験できるうれしい内容だ。
 
 では、ザッと曲紹介しましょう。1は言わずと知れたDC5初の大ヒット。英ではビートルズの「抱きしめたい」を蹴落としてbPに、米でも1964年に最高6位を記録した。パワフルでハードなロック・ナンバー。2はモータウンのグループ、コントゥアーズのカバーで、セカンド・シングル。3は1に次ぐシングルでノリがよくポップなナンバー。全米チャート最高4位を記録。4は邦題「カッコいい二人」といい、ますますノリがよくゴキゲンなロック・ナンバー。全米チャート最高4位を記録。6は1965年全米チャート最高15位を記録したミディアム・テンポのロック。7は6の前のシングルで64年に全米チャート最高10位を記録。1に似たエネルギッシュなナンバー。8は65年全米チャート最高4位を記録した彼らの出演映画「5人の週末」の主題歌。かの「モンキーズのテーマ」はこの曲に影響を受けて作られたそうだ。10は恐らく日本では1番ヒットした切ないミディアム・ロック・バラード。個人的にはジュリアン・レノンのカバーで初めて聴いたのだが、1番のお気に入りだ。英ではB面扱いだったが、米では最高3位を記録。11はクリス・ケナーの1961年の大ヒットのカバーで、65年全米チャート最高7位を記録。12は初のそして唯一の全米bPシングル。ポップでキャッチーなロックンロールでボビー・デイというシンガーのカバーである。英では45位までしか上がらず、アメリカでの圧倒的な人気を物語っている。13はチャック・ベリーのカバーで65年全米チャート最高23位を記録。14は67年全米チャート最高14位の切ないロッカバラード。15は67年全米チャート最高7位を記録。邦題「青空の恋」。ブラスをフィチュアしたノリノリのロックンロール。マーヴ・ジョンソンのカバー。16は邦題「青空は知っている」。6とは同グループによる同名異曲(!)。67年全米チャート最高43位でラスト・ヒット。地味だが彼らにしては珍しく可憐なメロディをもつ穏やかなバラード。英では2位。これ以降は人気が英米逆転する。17は全米チャート最高12位を記録したワイルドでハードでソリッドなロックンロール。19、24は50年代の強力なアメリカン・ロッカー(チャック・ベリー、リトル・リチャード、カール・パーキンスなど)達のカバー・メドレー。もちろんカッコいいので一聴の価値あり。23、25、26はいずれも60年代後半に流行ったアメリカのグループORシンガーの大ヒット曲のカバー。
 
 豪快でエネルギッシュな中に爽やかさ甘酸っぱさを感じさせる明朗快活なロックンロール。聴いていると元気になれる彼らの魅力的な音楽はブリティッシュ・バンドの中でとりわけ青春を謳歌させてくれる。例え売れなかったとしても廃盤にするなんて許せないっ! それともボックスCDの発売予定でもあるのかな? 再々発の願いを込めて…。
 
*追記:2000年になり、輸入盤で2 in 1 or 3 on 1の形態でオリジナル・アルバムがDigitally remasteredで次々再発されました(快挙!!!)。