Oldies But Goodies
Goody Goody Oldies | Billboard Top 10 Singles/No.2 Songs | 5★CD/Best CD | '80s | Links | About Site | Mail
The Grass Roots ANTHOLOGY: 1965-1975



DISC 1
1. MR. JONES (BALLAD OF A THIN MAN)
2. YOU'RE A LONELY GIRL
3. WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU
4. ONLY WHEN YOU'RE LONELY
5. THIS IS WHAT I WAS MADE FOR
6. LOLLIPOP TRAIN (YOU NEVER HAD IT SO GOOD)
7. TIP OF MY TONGUE
8. LET'S LIVE FOR TODAY
9. THINGS I SHOULD HAVE SAID
10. OUT OF TOUCH
11. IS IT ANY WONDER
12. WAKE UP, WAKE UP
13. MELODY FOR YOU
14. FELLINGS
15. HERE'S WHERE YOU BELONG
16. MIDNIGHT CONFESSIONS
17. BELLA LINDA
18. LADY PLEASURE
 
DISC 2
1. LOVIN' THINGS
2. THE RIVER IS WIDE
3. CITY WOMEN
4. I CAN'T HELP BUT WONDER, ELISABETH
5. I'd WAIT A MILLION YEARS
6. HEAVEN KNOWS
7. OUT OF THIS WORLD
8. WALKING THROUGH THE COUNTRY
9. BABY HOLD ON
10. COME ON AND SAY IT
11. TEMPTATIONS EYES
12. SOONER OR LATER
13. TWO DIVIDED BY LOVE
14. GLORY BOUND
15. THE RUNAWAY
16. ANYWAY THE WIND BLOWS
17. LOVE IS WHAT YOU MAKE IT
18. MAMACITA

-RHINO / R2 70746-

 
 「ポップス天国」へようこそ!! 今回は、一歩間違えると“バブルガム・ミュージック”といったギリギリのところで辛うじてロック・バンドと見なされているグラス・ルーツの大ヒット曲満載のアンソロジーをご紹介しましょう。
 
彼らの場合、アルバム全作品CD化されていてもおかしくないスーパー・スターなのに、そんな音楽性からか当時の人気、楽曲の素晴らしさ、ヒット曲の数などに反比例して今日、異常に評価の低いグループとなってしまっている。ヒット曲を連発していた時期は日本でもファン・クラブが設立されたほど人気が高かったという(入りたかったよぉ)。彼らのサウンド体系やグループ誕生の話、個人的に思ったことなんかはGOODY GOODY OLDIESという個別に曲紹介をしているページに述べているが、それを参照してくれというのでは手抜きでしょうから、名前ぐらいしか知らない方のためにすごく簡単にバイオを書きましょう。
 
 グラス・ルーツはダン・ヒル・レコードというレコード会社のソングライター&プロデューサーであるスティーヴ・バリとP.F.スローンのコンビによって作られた当初は架空のグループだった。が、大ヒット曲が生まれてしまい、急速に成功を収めたため、メンバー調整を繰り返しながらツアーなどできるよう実体のあるグループとなった。それからのめざましい活躍ぶりはこの2枚組といったヴォリュームのアンソロジーをヒット・シングルづくしで発表できたことで実証されるであろう。凄腕陣の強力なバックアップで彼らは常に“時代に絶妙にマッチした”アップ・トゥ・デイトなポップ・シングルをリリースできるという恵まれた環境に置かれていた。“ダン・ヒル・サウンド”、“ヤンキー・サウンド”なんていうキャッチ・フレーズは1970年前後に青春を過ごした洋楽ファンの方々には懐かしい響きなんじゃないでしょうか。“ポップス黄金時代”に興味をお持ちなら取りあえず押えておきたい重要なポップ・ロック・グループである。
 
 さて、収録曲についてはこれまた多いので注目すべきヒット曲、及び個人的趣味でピックアップして紹介させていただきます。ディスク1はほとんどスローン&バリの作品で、この時期のスローン色の強い(フォーク・ロック系)初期のシングル3(邦題:冷たい太陽)、4、アルバム収録曲だが傑作6、ビートルズっぽい感触をもつ9(邦題:言えばよかった)はノー・ヒットだが特にお薦めだ。スローンのみの書きおろし13もグッド(作者ヴァージョンのがベターかも…)。全米チャート最高8位を記録した初の大ヒット8(邦題:今日を生きよう)はロークスというイタリアのバンドのカヴァー曲(日本人にはテンプターズのカヴァーの方が有名か)。これに続くヒットを出すためにと大幅にブラスを取り入れ、イメ・チェンをはかりリリースした16(邦題:真夜中の誓い)は全米チャート5位という大ヒットを記録し、グループ最大のヒットとなった。この成功で、中期を迎える彼らはフォーク・ロック・バンドからとびきりポップなブラス・ロック・バンドへと転向。17、18、ディスク2の1、2はとにかく覚えやすい!の一言。この親しみやすさが彼らの1番の魅力ではないだろうか。ディスク2はヴァラエティ豊かなポップ・ソングライターの絶品がずらりと並んでおり、キャッチーなバブリー感触+タイト&スリリングさをプラスした5(邦題:100万年の想い)、11(邦題:燃ゆる瞳)の2作は傑出しており「ダン・ヒル頂点極める!」といった感じだ。それぞれ全米チャート最高15位、3位を記録。9、12(邦題:恋はすばやく)、13(邦題:恋は二人のハーモニー)も全米大ヒット曲で、明るく楽しいポップ・チューン。13は日本で1番売れたシングルでもある。
 
 1965―1975、革命「ロック」の時代だが、本当に素晴らしい「ポップス」もたくさんあった。それを一つのロック・バンドが責任をもって証明してくれている。それがこのグラス・ルーツのアンソロジーである。 嗚呼!“ポップス黄金時代”よ、カム・バック!!