Oldies But Goodies
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98.6 BEST OF KEITH



98.6/AIN'T GONNA LIE
1.98.6
2. AIN'T GONNA LIE
3. TO WHOM IT CONCERNS
4. PRETTY LITTLE SHY ONE
5. YOU'LL COME RUNNING BACK TO ME
6. WHITE LIGHTIN'
7. TELL ME TO MY FACE
8. SWEET DREAMS (DO COME TRUE)
9. MIND IF I HANG AROUND
10. OUR LOVE STARTED ALL OVER AGAIN
11. THE TEENY BOPPER SONG
12. I CAN'T GO WRONG

 
OUT OF CRANK
13. SUGAR MAN
14. CANDY CANDY
15. EASY AS PIE
16. MAKING EVERY MINUTE COUND
17. HOPE GIRL
18. SWEET AND SOUR
19. THERE'S ALWAYS TOMORROW
20. DAYLIGHT SAVIN' TIME
21. TIMES GONE BYE
22. HAPPY WALKING AROUND
23. BE MY GIRL
24. I'M SO PROUND
25. I'LL ALWAYS LOVE YOU
26. HURRY
27. THE PLEASURE OF YOUR COMPANY
-MERCURY / PHCR-1431-
 
 やっと春めいてきましたね(2000年3月18日現在)。春風がホノボノと暖かく、澄んだ青空がすがすがしい、そんな日にピッタリのステキなCDをご紹介しましょう。
 
このCDはキースの1ST ALBUMと2ND ALBUMにアルバム未収録のシングル4曲収録した世界初唯一のベストCD。キースは本名をジェームス・バリー・キーファーという1945年生まれ、フィラデルフィア出身の男性シンガーである。「98.6」のトップ10ヒットの他、30位台の中ヒット2曲をもつ、一発屋に毛が生えたような程度の人なので、このCDは話題性もあり、評判は良かったものの、過剰な期待はせず、“広い心”で聴こうと思っていたのだが……。 嬉しいショックの連発!! アルバムの出来は2枚ともとんでもなく素晴らしく、「98.6」級の究極のポップ・チューン目白押し。ウキウキ・トキメキ夢心地サウンド満載の超一流ポップス大集合であった。この2枚がリリースされた1967年といえば、フラワー・ムーヴメント、ポップ・サイケ・ブームの真っ只中であるが、ここに収録された音楽は無意味にエフェクターかけまくったりイコライジングしまっくたり複雑化することもなく、だからといって革新的な時代に逆らったオールディーズではなく、非常に洒落ていて洗練された誰が聴いても新しいクリエイティヴなポップスで、耳触りの良さ、聴きやすさは正に感動もの!!! その新鮮な輝きは今聴いても全く失われていない。そんな魅力的なサウンドのプロデューサーはキースと同じフィラデルフィア出身のロシア系白人ジェリー・ロス。この人のことはソフト・ロックの本などに詳しく載っているので、読んでみると良いと思います。
 
 さて、そろそろ収録曲に触れましょう。1ST ALBUM「98.6/I AIN'T GONNA LIE」はポップス・ファン必聴。1は全米チャート最高7位を記録した唯一の大ヒット・シングル。シャッフル・ビートの心弾むポップ・ナンバー。2はデビュー・シングルで全米チャート最高39位を記録。中ヒットながら1よりビートを強めにし、メリハリを効かせた名ポップス。邦題「嘘はつかない」。両方ともバック・コーラスはあのトーケンズが担当したらしい。殆どこの2曲で語り尽くされてしまいそうな彼だが、3もこの2曲に劣らない素晴らしいポップ・チューンで、サンディー・ショウのヒット曲を多数書いたクリス・アンドリュースという人のカヴァーだそうだ。4も5も爽やかで楽しいハッピー・チューンで、アルバムの中だけにしまっておくのはもったいないゴキゲンな曲なんだなぁぁ。6はビートの効いたガレージ・ロック・ナンバー。7は全米チャート最高37位を記録したシングル。ホリーズのカヴァーで、コレは選曲のセンスがイイと言うべきだろう。笛?のメロディ・ラインが強いインパクトを与える中近東風にアレンジした風変わりなサウンド。でも、すっごく彼に似合ってますね。邦題「さよならは直接言って」。8は1〜5タイプのトキメキ・ポップス。11はBB5風というのはキツイかもしれないが、お気楽な雰囲気のティーン・ポップ・ナンバー。10,12はブルー・アイド・ソウルといった風な壮大なバラード。こういうのもやるんだねぇ。で、ここまでが1ST ALBUMの曲。2ND ALBUM「OUT OF CRANK」はソフト・ロック・ファン必聴。特にイイのとして、13はソフト・ロックとボ・ディドリーのジャイヴ・ビートの融合ポップス。14は題名同様スウィート・スウィート・テイストのドリーミー・チューン。15もファン大喜びのキース流・無敵ポップス。16はスパンキー&アワ・ギャングの爽やかなヒット・シングルの忠実なカヴァー。邦題「幸せをかぞえよう」。20も正にキースのパターンだが、レスリー・ゴーアに歌わせてもいいんじゃないかと思わせる隠れた名ソフト・ロック・チューン。そういえばレスリーにはキースの「98.6」とスパギャンの「レイジー・デイ」をメドレーにした曲があったね。邦題「太陽がくれた恋」。21、22とも洗練され尽くしたおしゃれで都会感覚のミディアム・ソフト・バラード。23は個人的に2NDでは1番気に入ってしまった曲で、これはパリス・シスターズの「BE MY BOY」のカヴァー。甘いヴォーカルがイイですねぇ。パリス・シスターズのヴァージョンは残念ながら聴いたことないのだが、さぞかし素晴らしいのでしょうな。ここまでが2ND ALBUM。24はフランキー・ヴァリのソロを思わせるような大人っぽいソフト・ロック(似た題名の曲があるからかな?)。全米チャート最高135位のノー・ヒット・シングル。25は楽しいポップ・フィーリング溢れるキャッチーなナンバー。26,27はマーキュリーのラスト・シングルとのこと。
 
 98.6じゃなく100%、いや1000%!!!名ポップス尽くめ。聴き終わった後の爽快感もひとしおといったところだ。春の陽気にジャストフィット。おしゃれな貴方の必聴ミュージック。絶対に期待を裏切りません。I Ain't Gonna Lie!!!それにしても…こういう駄作のないアルバムを聴くと、シングル愛好家なんて言ってアルバムに対して持っていたマイナーなイメージがどんどん崩れてくるなぁぁ。