Oldies But Goodies
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PETER & GORDON
A WORLD WITHOUT LOVE / I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN



A WORLD WITHOUT LOVE
1. LUCILLE
2. 500 MILES
3. IF I WERE YOU
4. PRETTY MARY
5. TROUBLE IN MIND
6. A WORLD WITHOUT LOVE
7. TELL ME HOW
8. YOU DON'T HAVE TO TELL ME
9. LEAVE MY WOMAN ALONE
10. ALL MY TRIALS
11. LAST NIGHT I WOKE

 

I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN
12. I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN
13. NOBODY I KNOW
14. MY BABE
15. WILLOW GARDEN
16. TWO LITTLE LOVE BIRDS
17. LAND OF ODEN
18. FREIGHT TRAIN
19. LOVE ME, BABY
20. SOFT AS THE DAWN
21. LEAVE ME ALONE
22. LONELY AVENUE
BONUS TRACK
23. TO SHOW I LOVE YOU

-COLLECTABLES / COL 2717 72438-19756-2-6 -
 
 今回は、ブリティッシュ・ロックを代表するデュオ、ピーター&ゴードンの1st ALBUMと2nd ALBUMのカップリングCDをご紹介します。
 
 ピーター&ゴードンはご存知の通り、ロンドン出身のピーター・アッシャーとスコットランド出身のゴードン・ウォラーによる60年代半ばにビートルズを筆頭とするマージー・ビート・バンド達とブリティッシュ旋風を巻き起こした偉大なるポップ・デュオである。ピーター・アッシャーは解散後、リンダ・ロンシュタットやジェームス・テイラーのプロデューサーとしてグラミーを受賞するほどの成功を収め、華々しくキャリア・アップし正当な評価をされていると思うが、“ピーター&ゴードン”はどうも…よくない。ブリティッシュ・ロックの好きな人は多いし、特集なども雑誌でたまに組まれるが、彼らは“ついで”といった扱いばかりで、決して“メイン”では紹介されていないように感じる(そう感じるのは私だけなら嬉しいが)。もちろん彼らよりマイナーな扱われ方をされているグループは山ほどいるが、実績に比較して今日最も過小評価されているブリティッシュ・ロック・アーティストの1つに数えていいのではないだろうか。雑誌はともかく、ヒット曲、知名度の割にオールディーズ・ファンの“好きなアーティスト”に選ばれているのさえほとんど見たことがない。ファンもいない。なぜ?? 確かに彼らは自作のヒット曲も少ないし、カバーも多いし、ポール・マッカートニーの助けなしでは何も出来なかったかもしれない。その点、アーティスト・パワーは他のアメリカでブレイクしたブリティッシュ・ロック・バンドと比べて弱いかもしれないけれど、重要なのはあくまでも“残された作品”であり、純粋に楽曲で勝負?すれば、そんなことが決して妨げになるとは到底思えない。彼らはエヴァリー・ブラザーズが好きだという共通点で、意気投合し、デュオを組んだそうであるが、エヴァリーそのものといえるような、優しく、温かく、どこまでもピュアなメロディーと繊細で可憐なハーモニーはポップス・ファンには心地よいことこの上ないはずだし、味付け程度の爽やかでキャッチーなビートは攻撃的なロックが主流になり始めたこの時期、まるで“清涼剤”のように心を潤してくれたのではないかと思う。聴いてみたくなった方には嬉しいことに彼らのオリジナル・アルバムが3作品、2 in 1になってcollectable recordsから発売されている。いつもベスト盤の私がアルバムを紹介するのだ。どれだけ強い思い入れを持っているか察していただきたい。
 
 彼らのベスト・セラーである1964年夏に発売されたファースト・アルバムは、50年代のロックやトラデショナル・フォークを滑らかなハーモニーで彼らなりに工夫し爽やかに聴かせてくれる名カバーやポール・マッカートニーにプレゼントされ全米bPに輝いた彼らの代名詞であるタイトル曲「愛なき世界」も素晴らしいが、それに劣らぬクオリティーの2人の自作(メランコリックな3、軽快なビートの心地よい8、ちょっと複雑な11)も耳を引き付ける。特に8は超売れ線のマージー・ビート・ロックでビートルズに劣らない出来! こんなに良い曲がかけるんじゃないか、と底力を見せ付けてくれる。
1965年初めに発売されたセカンド・アルバムは、レノン/マッカートニー作のタイトル曲が何といっても名曲でシビれさせる。ビートルズのアルバムに紛れ込ませても絶対バレないだろう。より親しみやすい感じの大ヒット・シングル13も人気が高い。このアルバムでの彼らの自作は(ちょっぴり攻撃的な19、美しいバラード20、さりげない21)でどれもメロディアスで好みだが、特に21はぜひ聴いていただきたい名曲である。
 
 果物に例えればストロベリーか…?!、甘酸っぱい彼らのポップ・ロックは本当に親しみやすく、気心知れた旧友と接する時のような安らぎを与えてくれる。自己主張の強いロック・アーティストの曲についていくのに疲れた時、このアルバムをかけてみましょう。控えめな彼らの繊細で透明感のあるハーモニーに母性本能をくすぐられること間違いなし。気になりだしたその時、貴方はきっと3枚目&4枚目、5枚目&6枚目のカップリングCDを手に入れるはず、そして堂々と“ピーター&ゴードンの大ファンだ”と言い切れるはず…!!。