Oldies But Goodies
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GEORGIE GIRL / THE BEST OF THE SEEKERS



-EMI / TOCP-65294-
1. GEORGIE GIRL
2. WHEN THE STARS BEGIN TO FALL
(星空に涙して)
3. I'LL NEVER FIND ANOTHER YOU
(恋はたったひとつ)
4. THE CARNIVAL IS OVER
(涙のカーニバル)
5. A WORLD OF OUR OWN
(二人の世界)
6. WALK WITH ME
(二人で歩こう)
7. RED RUBBER BALL
8. MORNINGTWON RIDE
(朝の街に陽が昇る)
9. YESTERDAY
10. SOMEDAY, ONE DAY
11. THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'
(時代は変わる)
12. EMERALD CITY
13. DANNY BOY
14. FOUR STRONG WINDS
(風は激しく)
15. WALTZING MATILDA
16. LOVE IS KIND, LOVE IS WINE
(朝日のかなたに)
17. DAYS OF MY LIFE
(かえらぬ渚)
18. WHAT HAVE THEY DONE TO THE RAIN
(雨を汚したのは誰)
19. CALIFORNIA DREAMIN'
(夢のカリフォルニア)
20. THE WATER IS WIDE

 
 今回は、残暑このやろーな皆さんに超オススメしたいシーカーズのベスト盤を紹介させていただきます。
 
実はこのCD、年末迄?我慢できないくらい気に入ってしまったので、買ってきて2日しかたっていないのに早くもココに登場!! 清涼感たっぷりの心地よいメロディアスなポップ・フォーク・ナンバーのオン・パレードで、このCDさえあれば、夏の疲れもふっとばせること間違いなし。紹介するのも今がチャンスってとこなので早速とりあげました。
 
 さて、シーカーズといえば「ジョージー・ガール」といえるほどこの曲はインパクトの強い名曲。現在HONDA VAMOSのコマーシャルで爽やかに流れているので、その度耳を奪われている方も多いと思う。このCDは正にこれがキッカケで発売された国内では初?ではないかと思える彼らのベスト盤。本当に佳曲揃いで彼らは決して「ジョージー・ガール」だけのグループじゃないんだな、と思わせてくれた。
では、CMで初めて彼らを知った若い方、最近オールディーズをお好きになった方のために、シーカーズについて少し触れておきましょう。1963年オーストラリアで結成された紅一点のリード・シンガー、ジュディス・ダーラムを中心とした5人組ポップ・フォーク・バンド。ブリティッシュ・インヴェイジョンの最中イギリスに渡り、成功を収めたので、フォークよりのマージー・ビート・グループの1つと数えられることもある。1965年当時、フォーク・ロックもまた脚光を浴びていたので、彼らのようなサウンドは時代にマッチしており、デビューするや次々英米で大ヒットを飛ばす人気グループとなった。しかし目まぐるしく変わるポップ・シーン、“ポップな”グループが存在しにくくなってきた1968年に1度解散してしまうが、翌69年に早くもオリジナル・メンバーのキース・ボトガーが他のメンバーを一新させ、ニュー・シーカーズを結成。このCDには収められていないが1972年にコカ・コーラのCM曲となった「愛するハーモニー」が全国的な大ヒットとなった。また80年代の終わりから90年にかけてオリジナル・メンバーで再編成し、ツアーを行った模様。
 
 では、そろそろ収録曲の中から特に耳を奪うナンバーを紹介しよう。まずは何の説明もいらないであろう1曲め「ジョージー・ガール」。同名映画の主題歌にもなった彼らの代表作、何とフレッシュでチャーミングなポップ・チューンなのだろう! 初期シーカーズのサウンド・クリエイターとも言えるトム・スプリングフィールドの作品。この人はダスティー・スプリングフィールドの兄であるそうだ。2曲めは彼らがよくPPMと比較されるのがすごくよく分かるといった作風。典型的なフォーク・ソングといったミディアム・ナンバー。日本盤のシングル「ジョージー・ガール」のB面にも収められた。3曲めも彼らの代表作といえるデビュー曲にして全米チャート最高5位を記録した大ヒット。至ってシンプルだが「ジョージー…」に劣らぬ秀作で、これもT.スプリングフィールドの作品だ。バランスの取れたヴォーカル・ハーモニーが実に心地よい。邦題「恋はたったひとつ」。4曲めは全英でbPに輝いたというミディアム・スローのフォーク・チューン。ロシア民謡をT.スプリングフィールドがアレンジした曲。5曲めも全米でトップ20入りした大ヒットで、アップ・テンポでモンキーズにでも歌わせたくなるような?楽しくゴキゲンなナンバー。ちょっぴりイメ・チェンかしら?と思わせるが、T.スプリングフィールドの作品だった。7曲めはもちろんサークルが大ヒットさせたポール・サイモンの作品。出だしが「ハロー・メリー・ルウ」?!でビックリしたが、サークルの時は気づかなかったけど、似てる曲だったんですねぇぇ(大発見!)。8曲めは大らかなミディアム・ナンバーで私好みの曲調。9曲めは題名でもちろんお気づきでしょうが、ビートルズのカバーである。この曲のカバーはいろんなとこで耳タコなんで飛ばそうとすら思ったのだが(^^;)、すごく良かった。聴いてよかった、やっぱ名曲だね。10曲めもポール・サイモンの作品のようで、アップ・テンポで陽気なナンバー。12曲めはこれもポップ・ソングに結構ありがちな、クラシックのアレンジ・ナンバーで、ベートーベンの第九「喜びの歌」の部分をアレンジしたナンバー。オペラ歌手向きのソプラノ・ヴォイスのジュディスにはピッタリといったところか。16曲めも爽やかで穏やかなポップ・チューンでウキウキさせる間奏がソフト・ロックしている。個人的に初めて聴いた中で最も気に入ったナンバーだ。17曲めの物悲しげなワルツ・ナンバーもよい出来。ラスト20曲めはフォーク・ソングのスタンダードで美しくソフトで包み込むような温かいナンバー。キース・ボドガーのリード・ヴォーカルで締めくくられる。
 
 フォークといっても彼らの場合、暗いイメージから程遠く、平和的で穏やかな曲調が多い。シンプルなバックにジュディス・ダーラムの澄んだハイトーン・ヴォーカルとソフト・ロック風男性コーラスは、本当に心を癒してくれる。ポップス・ファンは当然のこと、主にソフト・ロック・ファンとフォーク・ロック・ファンを両方満足させるサウンドが特徴と言えよう。