Oldies But Goodies
Goody Goody Oldies | Billboard Top 10 Singles/No.2 Songs | 5★CD/Best CD | '80s | Links | About Site | Mail
THE TURTLES / THE TURTLE WAX : THE BEST OF THE TURTLES, VOL.2



1. GOODBYE SURPRISE
2. HOUSE ON THE HILL
3. SOMEWHERE FRIDAY NITE
4. WE AIN'T TONNA PARTY NO MORE
5. THERE YOU SIT LONELY
6. WE'LL MEET AGAIN
7. MAKIN' MY MIND UP
8. IS IT ANY WONDER?
9. SURFER DAN
10.THE BATTLE OF THE BANDS
 
11.EARTH ANTHEM
12.WANDERIN' KIND
13.ALMOST THERE
14.IT WAS A VERY GOOD YEAR
15.YOUR MAW SAID YOU CRIED
16.GLITTER AND GOLD
17.SO GOES LOVE
18.I GET OUT OF BREATH
19.JUST A ROOM
20.LIKE THE SEASONS
-RHINO RECORDS INC. / 70159 -
 
 勢いあまってタートルズ!堂々2回連続登場である。今回の「タートル・ワックス〜ベストVOL.2」は同じベスト盤であるものの、前回紹介した「ベスト・オブ・タートルズ20ヒッツ」の続編ではなく、補足と捕らえた方が良いかもしれない。VOL.1にデビューから解散までのすべてのヒット曲を収録したにもかかわらず、それでも名曲が有り余っているため、隠れた名曲、名演、シングルのB面曲、未発表曲を選りすぐって1枚に詰め込んだ“裏ベスト”といえる“マニア向け”のCDだ。それにしても完成度の高い作品ばかりで驚いてしまう。シングルにしないなんて信じられない!といった魅力的なポップ・ロック・チューン目白押しで、あっという間に楽しい時間は過ぎてゆく。やはりこれは2枚セットで買っておかなければいけないようだね。
 
 タートルズについては大体前回説明したので、早速収録曲の紹介と行かせていただきます。1、4は「タートル・スープ」に続くアルバムとして発売されるはずだったという「SHELL SHOCK」に収められていたナンバー。1はメロディアスだが迫力のある斬新なサウンド。タートルズ・サウンドには欠かせないゲイリー・ボナー&アラン・ゴードンの作品。このソングライター・コンビはN.Y.では名うてのガレージ・バンドだったというMAGICIANSなるグループの元メンバーで、ゲイリーはギタリスト、アランはドラマーとしてそれぞれ活躍していたそうだ。同じバンド出身ということでタートルズの面々は彼らを気に入り重用している。4はソフト・ロック調に可憐に始まり、サイケデリックに終わるドラマティックなナンバー。この2曲を聴くだけでこの名盤のお蔵入りが悔やまれる。2はフォークとサイケといった2面性をうまく併せもつマイナー・メロディーのロック。5もサイケな美しいバラード。6、7はソフト・ロックとバブルガムの中間をいく屈託のない(?)ポップ・チューン。こういった純粋なポップ路線もこのグループはステキなんだよね。8はグラス・ルーツのために作られたスローン&バリの名曲。9は題名から察する通りビーチ・ボーイズ・サウンドのパロディ。THE CROSSFIRESなるバンド名でサーフィン・ホット・ロッド・バンドとして活動していた時期の作品。12、13はヴォーカリスト、ハワード・ケイランのオリジナルでPFスローンの影響を感じさせる12は絶品だ。面白いのは15で、もろデイヴ・クラーク・ファイヴの「ビッツ&ピーセス」である。16はちょっと不思議な感じもするが、ヒット・メイカー、バリー・マン&シンシア・ウエィルの作品で、ストレートなポップ・ロックだ。17は歌謡曲チックな響きを漂わせる哀愁的なバラード。18はシリアスなフォーク・ロック。彼らのサード・シングルでスローン&バリの作品。19、20は落ち着いたフォーク・ミディアム・バラード。どうだ!といっているような60年代後半のミュージック・シーン独り占めのラインナップ、いかがでしたでしょうか(^^)。
 
 それにしてもこんなにクォリティーの高い作品を残しておきながら、タートルズに対する評価は低い(と思っているのは私だけであればいいのだが…)。60年代のポップス(ロック)・シーンを振り返る時、そんなに「型にはまらない」ことは不利なのだろうか。無節操なのか? 存在感がないのか? 奇妙で不可解なのか? もっとシンプルに「楽曲」にスポットを当てていけば、彼らの音楽にもっとありがたみを感じられ、存在価値を正当に認めることも容易になるのではないかと思う…。後世に名を残し、聴き次がれる環境を作りたい。
 
*追記: 絶対に無いと思っていたら、VANDA20号にタートルズの特集が載っていました!! 歓喜!